これまでの経緯②

その土地を買う方向で動くことに決め(確か6月の話?)、売主さんと1ヶ月後に会って仮契約することにしました。

 

そしてこの時点で初めて知るのですが、農地を宅地として買う場合、「農地転用」という手続きが必要になります。そしてその申請には、ある程度の建設計画が必要で、ここでハウスメーカーが登場します。

 

訪ねて来ていたハウスメーカーは、実は土地を扱う権利を持っておらず、「地元」という所で、これまた地元の不動産屋さんとコネクションを持っていて、営業で回った客の要望に沿いそうな売り地が出た場合に不動産屋さんから連絡を貰って紹介し、そこに建てる家を自分のハウスメーカーで建てて貰う、的な営業活動をしていたようでした。

 

なので、土地の契約は不動産屋を通して売主と、家の契約は営業さんを通してハウスメーカーと、そしてハウスメーカー&営業さんは、土地を買うための「農地転用手続き」をサポートする、という図式がここに出来あがるのでした。

 

ここでまた初めて理解するのですが、どこかのハウスメーカーの協力無くして、土地購入の契約を完了できない、という縛りが生まれたわけです。

 

そのハウスメーカーさんのモデルハウス見学なんかには、以前から数回行っていて、すごく素敵なわけではないけど悪くなく、値段もすごく安いわけではないのだけど、驚く程は高くなく、「まぁ、土地を紹介してくれたわけでし、このハウスメーカーさんにお願いするか」と自分としてはその時、思っていました。

 

1ヶ月後、売主さんと不動産屋さんの仲介を介して対面し、仮契約をしました。その仮契約内容は「9月の農地転用を通して、ローンの審査等を含めて11月頃に本契約しましょう。もし農地転用やローン契約が何かの問題で通らない(家を建てられない)場合、この仮契約は白紙に戻しましょう」的なもので、つまり、約2カ月でざっくりとした家の仕様を決める必要が出てきました。

 

「まぁ、メーカーはもう決まっているし、2カ月もあればそれ位までは決められるかな」と1人思っていましたが、これが甘かった。。。